教員から見た学校と子供の話をしよう

学校に勤める中で経験した事。それについての考察を発信しています。同業者はもちろん、子供が何を考えているのか分からない保護者や、友達について理解したい子供に役に立つ情報を届けます。(元タイトル:空の深さを知る)twitter : https://twitter.com/j78wtQKi66jYUIR

時間を追わずに生きる。より豊かな生き方をUVERworldに教わる。

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どうも。空蛙です。

 

 

 

 

 

 

 

時間から瞬間へ

今日も僕のイヤホンから音楽が流れてきます。

 

no doubt 俺たちに必要なものは時間じゃなかった

no doubt 芸術的濃密な瞬間を迎えに行こう

 

これはUVERworldの『LIMITLESS』という曲です。

www.youtube.com

時間から瞬間へと僕の考え方は変わりました。

もともと僕は時間への意識が強かった。

この時間は本当に大切な時間なのか。時間を無駄にしていないか。

しかしそれは違っていたことを教えられました。

本当に大切なことは濃密な瞬間を無駄にしていないかです。

どれだけ長い時間過ごしたかではなく、どれだけ濃密な瞬間を過ごしたかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かが心に残った瞬間

今日はどんな瞬間を過ごしたのだろう。

とっさに出てきたのは、数学のテストで8点を取った生徒との会話でした。

その子は受験は団体戦という言葉について否定的な考えを持っていました。

「受験は団体戦って言葉あるじゃないですか。何なんですかあれは。受験は個人戦ですよ。」

「もちろん最後は一人だろ。でも、勉強ってのは本来一人でやるもんじゃねえんだ。お前勉強は嫌いだろ??」

「嫌いです。」

「そんな嫌いなもんを一人でできると思うか?出来ないだろ。人と勉強することで嫌いなもんでも頑張れるようになるんだよ。

「でも担任の先生が言うんですよ。受験は団体戦だって。クラスで団結しろって。あれ絶対に嘘じゃないですか!僕は騙されませんよ。受験は他人を蹴落としてやるものです。

「そりゃな。担任の先生の言うそれは嘘に聞こえるよな。分かるよ。でも俺は何もクラス全員で団結しようぜなんて思ってない。ただクラスの中には一緒に勉強したら楽しく勉強できるやつがいるはずなんだ。だから自習時間に席とか移動して勉強してる奴がいても俺はそんなに注意しないだろ。そういうことなんだ。」

「それはそうですけど。」

「敵はたくさんいる。でも、クラスメイトの一緒に勉強している仲間くらいは味方でいいじゃないか。気の合うやつらと一緒に受験に立ち向かう。まさに団体戦じゃないか。」

「う~ん。そうかぁ。」

時間にすればたった1、2分くらいの会話だったかもしれません。

それでもお互いによく考えよく語り合いました。

お互いの心に残るものがあった瞬間だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らに必要なのは時間ではない。濃密な瞬間である。

これからも濃密な瞬間を求めて毎日を過ごしていきたい。

これはどこかで読んだ本の引用なんですが、

チャンスの神様は後ろからやってきます。

つまりチャンスというのはいつ来るか分からない。

だからこそ、タイミングを逃さず掴む準備をしておかなければ掴むことはできません。

濃密な瞬間を待つのではなく、掴む準備をする。つまり迎えに行く。そうして毎日を過ごしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。