教員から見た学校と子供の話をしよう

学校に勤める中で経験した事。それについての考察を発信しています。同業者はもちろん、子供が何を考えているのか分からない保護者や、友達について理解したい子供に役に立つ情報を届けます。(元タイトル:空の深さを知る)twitter : https://twitter.com/j78wtQKi66jYUIR

半径ゼロメートルの世界を変える強さを

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どうも。空蛙です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンボ!ハバリザアスブヒ?

朝、イヤホンから音楽が流れる。

「今日もかっこいいこと言うじゃねえか。」と思う。

今日はこんな気持ちで子供のことを見よう。と、僕は学校に向かった。

 

世間じゃ自分の子供に就いてほしい職業ランキング第1位 公務員

親が安定を望むのは当たり前 俺も孫にこういうよ

そいつに何の才能もなかったとして

なのに音楽の夢なんか追いかけてしまったとして

そろそろ業界もやばそうだからさ

素敵なミュージシャンになれよ

[ENOUGH-1/UVERworld]

 

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頭が真っ白

この前生徒会が主催の生徒総会があった。

生徒会にとって初めての大きな仕事だ。

生徒会長はしっかりものだがどこか抜けているところがある女の子だ。

本番、僕は少しだけ心配しながら生徒会長を見ていた。

 

「それでは生徒会長、開会の言葉をお願いします。」

「はい!」

生徒会長がマイクのほうに歩いていく。

「本日は・・・。」

「・・・。」

「本日は生徒会が主催する生徒総会です。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

 

全く次の言葉が出てこない。

緊張で頭が真っ白になってしまったみたいだ。

僕は先生が原稿をもって近くに駆け寄る姿を見ながら、彼女の気持ちを考えていた。

責任感が強い子だからきっと自分を責めるに違いない。

席に戻った彼女はとても悔しそうな顔をしていた。

それでも生徒会長の仕事は次々にやってくる。

涙をこらえて指示を出したり質問に答えたりしている。

そうして生徒会長にとっての初めての生徒総会は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

止まない雨はない

そのあと生徒会室で反省会があった。

僕が遅れて生徒会室に入ると、目を真っ赤に晴らした生徒会長と生徒会のメンバーがいた。

反省会は既に終わったようで、みんなで談笑していた。

僕は、お疲れさまとみんなに声をかけた。

そして生徒会長に、

「よく最後までやりきったね。よくやったよ。」

と声をかけた。

生徒会長は何も言わずまた泣き出した。

「先生!せっかく泣き止んだのになんでまた泣かせるんですか!!」

「さっきまで笑ってたのに!!」

生徒会のメンバーが慌てだす。

ふだんは自由な男子たちが、必死で生徒会長を笑わせようとバカをする。

僕は「ごめんごめん。」と謝りながらほっこりした気持ちになった。

生徒会長みんなに愛されてるなあ。と。

こいつらなら、良い生徒会をつくってくれそうだなあ。と。

僕はそっと生徒会室を出た。

期待で胸がいっぱいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教師の心

失敗した生徒を慰める先生もいれば責める先生もいる。

僕は、その生徒が自分を責めていれば慰めればいいし、あっけらかんとしていたら責めればいいと思う。

要は自分で自分を責めれるようになってほしいのだ。

そうして立ち直ってほしい

立ち直ったら、失敗したことをたくさんいじる。

失敗したことを忘れないでほしいからだ。

そして失敗を経験して強くなってほしいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし明日自分がいなくなったら

失敗を経験することは大切だ。

失敗を経験する。自分を責める。反省して立ち直る。

そして反省したことを忘れずに次に活かす。

そうして人は強くなっていくと思う。

僕らが出来ることは、きちんと反省させる事。

きっと子供は立ち直ってくれる。

そして、その反省を忘れさせない事だ。

子供が一人で歩いていけるようにフォローできれば良いと思う。

子供はいつか手元を離れる。

その時、失敗を自分の強さにできるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。