教員から見た学校と子供の話をしよう

学校に勤める中で経験した事。それについての考察を発信しています。同業者はもちろん、子供が何を考えているのか分からない保護者や、友達について理解したい子供に役に立つ情報を届けます。(元タイトル:空の深さを知る)twitter : https://twitter.com/j78wtQKi66jYUIR

仕事上手になりたい。頭良くなりたい。その秘訣は。

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どうも。空蛙です。

 

 

 

 

 

 

 

アンケートの結果と生徒の学力の相関

先日、生徒に学校で授業評価アンケートを書かせました。

先生の説明が分かりやすいか、字は丁寧で読みやすいか、等の項目に答える形式のアンケートで、各先生はそれを見て授業の改善を図ってください、というものです。

僕も自分の授業がどう評価されるのか興味があるので確認しました。

すると、成績と説明の分かりやすさに負の相関がみられました。

つまり、生徒の成績が悪ければ悪いほど、僕の説明が分かりにくいと答えているのです。

まあ、これは当たり前のことで、もっと説明を分かりやすくしろよと言われればその通りでございます。

しかし、同じ説明を受けていてわかりやすいと答えている生徒もなかにはいます。

どういうことなのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一を聞いて十を知る子供

一を聞いて十を知るということわざがあります。

少ない情報の中から多くのことを知ることが出来るということです。

これが出来れば勉強で悩むことなんてきっとないでしょう。

教員をしていると、世の中にはいろんな子供がいるなあと思います。

一を聞いて十を知る子もいます。

一を聞いて一だけわかる子もいます。

百言っても一しかわからない子もいます。

この差は、生徒の読解力や理解力の差によって現れると考えることができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読解力や理解力がないのはやばい

読解力や理解力が欠けていると大変です。

子供時代にはこんな問題が起こります。数学の授業で先生の説明が理解できなかったり、教科書に書いてある問題の意味が分からなかったりします。他の教科でも同様の問題が起こります。つまり、読解力や理解力がないと勉強出来ない子供になってしまいます。

そのまま大人になってしまうともっと深刻です。

大人になると、様々な状況の中で必要な情報を取捨選択しなければなりません。

例えば、何か指示を出されそれを行動しなければならないとします。

指示を受けたらそれを状況によって判断して行動に移すわけですが、この過程で支持を読解したり理解しなければなりません。

指示が理解できないと、多くの場合で給料泥棒の烙印を押されてしまうことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本を読め

ではどうすれば読解力と理解力を鍛えることができるのでしょうか。

答えは、何の捻りもありません。本を読みましょう。

本を読む習慣があった子供なら、子供ながらに読解力や理解力が養われていきます。

すると、それに伴って勉強ができるようになります。そして、大人になっても指示をよく理解し実行できる、仕事上手な人になることができます。

もっと早くいってよ。子供の時に知りたかったよという人もいると思います。

大丈夫です。今からでも全然遅くありません。

今からでも本を読むことで読解力を鍛えることができます。

今まで本を読んできたことがないから本の読み方が分からないという人はいますか。

そういう人はまずは自分の好きなことに関係する本から読んでいきましょう。

読書に対する抵抗がなくなると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しい読解

出されたアンケートの結果の一覧を見ながら、自分の授業に何が足りてないのか考えることにも当然読解力を使います。

僕は自分の授業がどれだけ分かりにくいものだったのか読み取ってしまいました。

読解力がなければアンケート結果を見て悲しい気持ちにならずに済んだかもしれませんね・・・(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。