教員から見た学校と子供の話をしよう

学校に勤める中で経験した事。それについての考察を発信しています。同業者はもちろん、子供が何を考えているのか分からない保護者や、友達について理解したい子供に役に立つ情報を届けます。(元タイトル:空の深さを知る)twitter : https://twitter.com/j78wtQKi66jYUIR

人間の思考力というものをフルで使うための必須アイテムがある

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どうも。空蛙です。

 

 

 

 

 

 

ある生徒への説教

つい先日ある二人組が指導されていました。

どうやら二人ふざけて、担任の先生の大切な私物を壊してしまったようです。

それはそれはこっぴどく怒られていました。

二人が謝っただけでは先生の怒りは収まりません。

というのもこの二人組は去年からずっと同じようなことで怒られ続けてきたのです。

ついに先生の堪忍袋の緒が切れたといってもいいでしょう。

先生は二人に「なぜふざけるのか、ふざけないためにはどうすればいいのか」と、詰め寄ります。

二人は返事に困ってしまいました。

切り替えることができなかったとか、事故が起こらないように気を付けるとか根本的な解決にならないような反省の言葉が二人から振り絞られます。

これでも彼らは本気で考えているんです。それこそ頭から湯気が出るほど。

本気で考えているのに、まともな反省の言葉が出ない。

10分ほど見ていると彼らは次第に考えることに疲れ集中力がなくなってきました。

先生も痺れを切らして説教は次の日に持ち越されました。

説教を次の日に持ち越さないためには二人はどうやって考えればよかったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数学的に考えると

人間の思考力には限界があります。

一度で考えることのできるメモリに許容範囲があるからです。

つまり、多くのことを一度に考えるのは苦手なのです。

例えば、17+14を計算しなさいと言われたら、暗算ですると思います。

これは簡単にできるので脳のメモリを超えることはありません。

しかし、17381+14572を計算しなさいと言われたらどうでしょうか。

暗算で答えを出すには、計算結果を記憶しながら次の計算をしていかなければなりません。

このように私たちはたくさんの作業を同時に並行することが苦手なのです。

では先程の計算はどのようにすれば簡単に答えを出せるでしょうか。

 

それは筆算です。

暗算では出来なかった計算は、筆算で簡単に計算できるのです。

あれだけ難しかった問題が一瞬で解ける。凄くないですか筆算。

頭だけで考えるのではなく紙とペンを使って考える事が良いということが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筆算をするために必要なもの

あなたは紙とペンを常に持ち歩いていますか??

近頃は携帯電話やタブレットが普及して紙とペンを使う機会が無くなってきています。

そんな世の中だからこそ紙とペンの良さは際立ちます。

紙とペンを持ち歩きましょう。

何か考え事をするとき、頭だけ使っていませんか?

それでは深く物事を考えることができません。

紙とペン使って筆算するのです。

紙とペンなんてすぐに手に入りますし、持ち歩くことも簡単ですよね。

ぜひ試してみてください。

不可能が可能に変わる瞬間を体験することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人組の筆算

というわけでその頭から湯気を出した二人組に僕は声をかけました。

「お前らあれだけ考えてたのに何も浮かんでこなかったな。考える事って難しいよな。でもお前ら頑張ってたからさ、秘密の紙をあげるよ。これに自分の考えを書くとどう反省すればいいか自然と浮かぶんだ。」

と、言って普通のコピー用紙を差し出しました。

次の日、二人が担任の先生に昨日考えた反省を伝えていました。

二人の反省は全く持って的外れでした。

紙を使っても元々の思考力がないとダメみたいです。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。